素材
木は伐採された丸太の状態では水分が多く、そのままでは割れや反りの原因になるのですぐには家具に出来ません。
まずは、屋外で乾燥させます。木は生き物。家具になってからも湿度の変化などで狂いが生じないよ、人工乾燥を行い、日本の室内環境に見合った含水率6〜8%に調節していきます。
人工乾燥の終わった製材を、製品の部材の形状に合わせて荒削りをします。製品となった姿を想像しながらフシや製品には適さない材を見極め、木取っていき増す。
部材の箇所に応じ曲木加工(材料を煮沸し真空釜で文字通り木を曲げます。熟練の技を必要とされます。)切削(ボーリング形状加工など、治具という型を使用して行います。)
研磨(機械がどれほど進歩しても最終的には人間の手で繊細なカーブや丸みを表現します。)組み立て(こちらも人の手にしか頼りません、人にしかわからない微妙な加減で毎回同じように仕上げていきます。)
一度下塗りを行い乾燥後、研磨します。上塗り工程で着色を行い、乾燥後再度、クリアー塗装で仕上げます。
仕上がった製品を細部にわたり手を抜かずチェックして出荷します。